「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」のカラクリ。

本・映画

「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」というITTINさんの本を読みました。

私も20代後半の同世代ですが、30才までに500万円貯めることを目標としていたので、「どうやったら社会人経験7年で2000万も貯まるのか?」

「どんな投資術を使っているのか?」という気持ちでこの本を手に取りました。

結論としては、「投資法」は一切書いておらず

収入が同世代としては非常に高く、かつ家賃を払う必要がなく(家賃手当でほぼ無家賃で生活されてます)、彼女自身が超倹約家だったので2,000万円貯めることができた、という内容だったので
初心者でもわかる投資系の本を探されている方には、あまり意味のない本です。

でも「倹約生活」や「会社を利用してうまく生活していく方法」に興味がある人は、面白いかもしれません。

「29歳で2000万円貯めた独身女子がお金について語ってみた」で気になるITTINさんの資産内訳

評価損益がほとんど変動しない資産 現金・預貯金 876
個人向け国債変動10年 400
価値が変動していく資産 外貨 39
投資信託 185
保険 440
純金積立 22
個別株式(国内) 39
2,001(万円)

圧倒的な現金、預金額の多さ。

保険は元本保証の生命保険兼、年金などがメインで、特別気になるものはありません。

元本保証の生命保険や年金なら私もやってますが、これを毎月納めているからって数年後の資産が飛躍的に増えるわけではありません。

ITTINさんの22〜29才までの資産運用歴と年収について

年数 年齢 資産額 前年比 年収
社会人なりたて 22 36
1年目 23 238 +202 330
2年目 24 498 +260 400
3年目 25 720 +222 470
4年目 26 1,032 +312 500
5年目 27 1,369 +337 550
6年目 28 1,738 +369 600
7年目 29 2,001

これだけ収入があるのに、1ヶ月の生活費は4万円〜多くとも8万円以内程で収まるように生活されているそうで(東京であり得ないでしょーー!)

さらに家賃はほぼ支払っていないようなので、そりゃ貯金だけで1年に200万以上余裕で貯まるよね=毎年資産が数十パーセント増えるよねって話です。

というか毎年増えている金額が、年収の上がりと同じ金額なので、ITTINさんの「投資法」とは「貯金」のことなのかな?と思ってしまいました。

まとめ

とはいえ、将来を心配してお金の勉強もきちんとされているので、本当に素晴らしい。これはもうお金を貯めることが趣味の人だ。ぜひITTINさんの弟子になりたい。

かくいう私も比較的「お金を貯める」のが好きなタイプの人です。

衝動買いには気をつけているし、投資や消費には慎重、給与の低い台湾で現地採用という身分なのに
台湾の自宅の住宅ローンまで毎月支払い、国民年金も欠かさず払いつつも、年に100〜200万円以上は貯めることができてます。

だからもっと、自分が今までやれてなかった情報が知りたかったんだけどなぁ、と少し愚痴っぽくなってしまいましたが感想をまとめると、

超ホワイト企業に勤めてて、いいなーーー!っていう嫉妬でした。笑

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