この記事では、実写版ライオンキングの「心揺さぶる名シーン」と「愛されキャラクター」について語っていきます。
ネタバレも含みますので、すでに映画を観た!他の人の感想を読みたい!という方に見ていただければと思います♪
※私は台湾に住んでいるので、中国語版字幕付きの実写版ライオンキングを観ました。
そのため、紹介する登場人物の名前など細かい箇所は、日本語訳と異なることもあるかもしれませんが、ご愛嬌いただければと思います。
実写版ライオンキングの心揺さぶる名シーン
フンコロガシちゃん、グッジョブ!自然の循環に何とも言えない感動を感じるシーン
出典:子シンバ(https://disney.com.tw/the-lion-king)
シンバは、父親が死んだあと、スカーから「逃げろ。できるだけ遠くまで。そして二度と戻ってくるな」と言われた通り、自分たちの家であるプライド・ランドから離れ、遠く遠くまで歩きます。
そして偶然ティモンとプンバァという愉快な仲間に出会って、森の中でのびのびと暮らしていくことになるのですが、シンバが自分の頭を掻いたときに、彼の美しいオレンジ色の毛が、風でふっと飛んでいくんですね。
この毛は、川を流れて、砂漠に渡り、木に絡まって、プライド・ランドまで届くと思いきや、
草食動物のキリンが葉っぱと一緒に飲み込んでしまう。
ああ、シンバが生きていることが、プライド・ランドの人たちに伝わらなかったな…と落ち込むのもつかの間、
次のシーンではなんと、フンコロガシがシンバの毛付の丸々としたフンを一生懸命転がしています。笑
そのフンコロガシの懸命な姿と、シンバの毛がここまでたどり着いた「自然の循環(サークル)」に、ああ自然って美しいな、と心から感動します。
アニメでもこの描写はあったのかもしれませんが、実写だとよりリアルにアフリカの大サバンナ感が感じられて、心が締め付けられます。
※その後、シンバの美しいオレンジ色のたてがみは、ちゃんと謎のマントヒヒ・ラフィキの元に届き、ラフィキは「シンバが生きている!」と歓喜します。
出典:マントヒヒ・ラフィキ(https://disney.com.tw/the-lion-king)
シンバが自分を王様と認め、家に帰ろうと決意するシーン
出典:ムファサと子シンバ(https://disney.com.tw/the-lion-king)
スカーから、父親を殺した罪をなすりつけられてしまったシンバは、ティモンとプンバァに出会い、森の中で自由に暮らしていました。
そこに幼馴染のナラが現れ、王様になり国に一緒に帰ろうと誘われます。
しかし父親を殺してしまった(と思い込んでいる)ことがコンプレックスとなり、自分は何者でもない、ここ(ハクナマタタ)が家だから国には帰らないと言い張り、呆れて帰ってしまうナラ。
そこへ謎のマントヒヒ・ラフィキが現れて「あんたの父親は生きている。会わせてあげるよ」と湖の辺りに連れていきます。
月に照らされた湖の中に映る自分の姿が、もう子供の頃のシンバではなく、その姿が父(王様)のムファサに瓜二つなのをみて、ラフィキが「父親は今でも生きているんだ。あんたの心の中に」と。
ここで決意を決めるシンバが美しくって…胸が締め付けられます。
月の光や水面の美しさ、シンバの威厳ある姿は、実写版だからこそ、ここまでリアルで感動できたのかな、と思います。
シンバがスカーとの戦いで「逃げろ。遠くへ行け」と言い返すデジャブシーン
出典:スカーとハイエナ(https://disney.com.tw/the-lion-king)
プライド・ランドへ戻ったシンバと、父を殺し自分を追い詰めたスカーとの一騎打ちのシーンです。
追い詰められたスカーは「殺さないでくれ。たった1人しかいない家族を、この叔父を殺すのか」と必死に命乞いをします。
それに対して「殺しはしない。僕はあなたとは違う」と答えるシンバ。
「ではこの俺にどうしてほしいのか」と問うスカーに対しての、シンバの答えが痛快です。
「逃げろ。出来るだけ遠くへ行け。そして、二度と戻ってくるな」と、スカーを睨みつけるのです。
これは、シンバが数年前にスカーにハメられたときに浴びせられ、心に深く傷を負った言葉でもあり、
聞いた時のスカーの表情…、「負けた」って顔してましたね。
このときもシンバの威厳ある上品な表情も大好き。
実写版ライオンキングの愛されキャラクラー
実写版のライオンキングでは、アニメーションでは見かけなかった愛されキャラクターが登場します。ここでは、私的に実写版ライオンキングでお気に入りのキャラクターを紹介します♪
よくぞシンバを生かしてくれました!間抜けなハイエナ双子が笑えるし憎めない
出典:ハイエナの群れ(https://disney.com.tw/the-lion-king)
物語での「ハイエナ」は、こんな見た目で超悪役として描かれているのでスクリーン上では相当恐ろしい存在です。
それを少しでも和ますためか(?)、ハイエナの群れの中にクスリと笑える双子がいます。
私は中国語字幕の原作を観たのですが、この二匹は大事な場面でも間抜けで、前を見ずに片方に寄っていってしまっては
「Can you give me a space ?(ちょっと、詰めすぎだよ)」「I need some personal space(ちょ、距離感しっかりw)」とかジョークを飛ばしあっていて、シリアスな画面を和ませてくれます。笑
そして、子シンバが崖から落ちたあと、ハイエナのリーダー・シェンジ(雌)に「Make sure he is dead(ちゃんと死んだか確認しときなさいよ)」と言われるものの
崖が急勾配なのでビビって「うん、こうしよう。俺たちは崖を降りた。子供は死んでたから食っちまった。な?」と嘘の報告をするんです。笑
そして崖の下で気を失っていたシンバは助かるという。
ありがとう〜ハイエナ!!
アニメより出番の多い「ナラ」強くて美しい新時代の女性
シンバの幼馴染である「ナラ」
最終的には、国に戻ったシンバの奥さんになるライオンですが、彼女がいかにも「今時の出来る女性像」を体現していて、好きです。
好奇心旺盛で、強く、たくましくて美しい。最後の決戦では、ハイエナのリーダー格・シェンジと対戦するのですが心の中で「ナラーーー!いけぇーーー!」と応援してしまう。
むしろナラが主人公なんじゃ?と思うくらい、実写では出番が多い重要人物(人物っていうのもおかしい。笑)です。
実写版ライオン・キングは、人間社会の縮図だ
出典:https://disney.com.tw/the-lion-king
ライオンキングは動物(ライオン)社会なんですけど、人間社会の縮図とも言えるな〜と感じました。
人間社会でも通用する学びがたくさんあります。
例えば、シンバは過去に傷をおい、穏やかな場所に逃げてきます。そこで、過去を知る昔の友人に出会い、自分を改めて、勇敢に立ち向かっていきます。
この数年狩りをしたこともなければ、他のライオンと喧嘩したことだってなかった草食系ライオンが、です。
何の経験もないのに、やらなければならない、と運命を受け入れて、困難に立ち向かう。
しかも最終的には、いろんな動物と共存して豊かになった故郷プライド・ランドを見れば、「穏やかな場所」で過ごした数年も、シンバはプラスに変えてしまったことが分かります。すごいよ…本当にすごい。
自分のコンプレックスを、強みに変えてしまったシンバ。それを「能力」で支えた奥さんの「ナラ」も凄いです。この辺が、まさに現代社会を表しているみたいで、ディズニー深いよ…ってなりました。
実写版ライオンキングを観た人が、続きを観たくなったら
出典:U-NEXT
今回実写化されたライオンキングですが、ディズニーのアニメーションではすでに続編として、
『ライオン・キング2 シンバズ・プライド』(The Lion King II:Simba’s Pride)
『ライオン・キング3 ハクナ・マタタ』(The Lion King 1½)が出ています。
(その他、スピンオフ作品も2つあります〜)
実写版ライオンキングを観て、「ああああ、シンバの子供が生まれてるよぉぉ!!(涙腺崩壊)」ってなったら、U-NEXTで続編をどうぞ。(アニメーションです)
ライオンキング2 シンバズ・プライドをU-NEXTで31日間無料で観る
私もこのテンションのまま、2と3を観てきます(キリッ)
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